下肢静脈瘤最新レーザー治療器
クールタッチレーザー発生器 
レーザーファイバー自動牽引器


クールタッチレーザー器は1320nmのYAGレーザーで世界で唯一の最新レーザー機器でといえます。血管壁の膠原線維の水分子に対して温度を約200度にまで上げ血管を凝固収縮する方法です。但し200度の高温は僅か0.3〜0.5mmの浸透範囲であり、血管壁の外は45度以下であり、周囲への熱影響がほとんどありません。静脈周囲には大量の冷却した希釈麻酔剤を浸潤させる特殊麻酔法を行なうため、血管外は温度上昇がさらに防止されるため、ほとんどやけど・血管周囲神経障害・皮下出血がありません。また右上のファイバー自動牽引装置は一秒間に1mmの速度でファイバーを牽引するため、血管壁へのレーザー照射量が一定に正確に保たれます。

大伏在静脈では膝下に5mm程の小切開を加え、レーザーファイバーを血管内に挿入します。6ワットのレーザーをファイバーを1mm/sの一定速度で血管壁に照射します。約40cmの破綻した血管が400秒(約7分)で凝固収縮し閉塞してきます。
血管周囲への冷却大量希釈麻酔(TLA麻酔法)により血管外は冷却されます。さらに麻酔剤の水圧により血管は圧迫され、レーザーファイバーと血管壁との接触がより密着致します。ファイバーが一定速度で移動するため、血管焼却にはムラがなく正確に凝縮閉鎖がなされます。伏在静脈の逆流がこれでほぼ完全に解決されるため、静脈血が下肢に貯留することなく、心臓にすなおに戻っていくことができます。

レーザー照射により大伏在静脈が凝固閉塞中


レーザー照射実験は繰り返しの御覧です
ストリッピング法で抜去した大伏在静脈をレーザー照射した実験では
正常血管部分と凝縮して閉塞した血管の区別がよく理解されます